小惑星
(Asteroid,アステロイド)

小惑星(6869)Funada発見写真 発見時の明るさ16.5等
小惑星(6869)Funada=1992JP 発見写真
1992年5月2日23時09分と23時37分から各18分の二重露出
D=25p/F2.6 シュミット・カメラ
水素増感TP−4415
撮影:津別観測所/円館 金氏
精密位置 測定/渡辺和郎氏

目次

■小惑星とは

■小惑星の大きさ
■小惑星はどうしてできたか
■小惑星は何でできているのか
■惑星の軌道を横切る小惑星
■小惑星の分布
■小惑星の命名
■小惑星(6869)Funadaの命名まで

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小惑星とは
◆アステロイド(小さな天体)といわれ、ほとんどが火星と木星の軌道の間にあります。最初に小惑星が発見されたのは、1801年1月1日のことです。イタリアのシチリア島にあるパレルモア天文台において、ジュゼッペ・ピアッツイによって観測されました。この小惑星第1号には、シチリア島を守る女神にちなんで「セレス」という名前がつけられました。セレス発見後、1807年までにパラス、ジュノー、ベスタという小惑星が発見されました。セレスは、ボーデの法則において、火星と木星の間にあるはずだと考えられていた天体であり、注目を集めました。

◆1998年3月13日付けの資料によると、登録されている数は8443番で、このうち日本人による発見の番号登録総数は1232星といいます。



小惑星の大きさ
◇セレス(最も大きい小惑星)〜直径910q
◇パラス〜直径520q
◇ベスタ〜直径500q             
◇ジュノー〜直径240q

◆ほとんどの小惑星は直径100qほどの小天体であり、いびつな形状をしたものが多い。小惑星のほとんどは火星と木星の軌道の間にありますが、なかには地球の軌道を横切るものも多数あるといいます。このような小惑星の一つが地球に衝突したために、6500万年前の恐竜の絶滅が起こったのかも知れないといわれています。

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小惑星はどうしてできたか
◆太陽系の歴史の初期に、半径が1〜10q程度の「微惑星」とよばれる小天体が無数にできました。惑星は、この微惑星の衝突・合体によって形成されたといわれています。  

◆小惑星帯の成因には、2つの考え方があります。
(1)微惑星が現在もそのまま残っているという考え方。
(2)惑星が大きくなっていく途中で、惑星どうし、あるいは惑星と微惑星の激しい衝突のために、惑星が壊れてしまったものではないかという考え方。

◆小惑星は小さいために、表面での重力が小さく、いびつな形を保つことができます。いびつな形は、小惑星が衝突や合体によってできたことを示しています。力学的な進化の研究から、小惑星帯にはより大きな天体が壊れてできた破片群と思われる小惑星グループ(族)が数多く存在することがわかっています。これは、小惑星帯が惑星の破壊によって形成されたことを示唆しています。しかし、なぜ小惑星帯だけが合体して成長し続けずに、衝突・破壊してしまったのでしょうか。木星の大きな重力作用により、加速されて衝突速度が速められたためだとか、小惑星帯の温度では、惑星をつくる材料物質がもろくて壊れやすかったためだとかいわれていますが、はっきりしたことはまだよくわかっていません。



小惑星は何でできているのか
◆小惑星を構成する物質については、直接の観測がないのでよくわかっていません。石質隕石や鉄隕石とよく似た特徴をもつものや、彗星の核の表面によく似た特徴をもつものなどがあります。小惑星のほとんどは隕石のようなものであると推定されています。



惑星の軌道を横切る小惑星
◆小惑星の中には、惑星の軌道を横切るものがあります。1994年12月までに、火星軌道より内側にくる小惑星は約400個発見されています。そのうち最大のものは数十qです。地球軌道より内側にくるものとなると最大10q程度のものしか見つかっていません。小さい小惑星は頻繁に地球に接近しているらしく、最近では1991年1月、1993年5月、1992年12月8日に地球に350万qまで接近したトータチス(6〜7q)があります。

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小惑星の分布
◆火星と木星の間にドーナツ状に分布している、これが「小惑星帯」です。また、木星の軌道上で木星の前後に小惑星の集団があります。これは、トロヤ群とよばれています。もう一つは、ヒルダ群とよばれ、トロヤ群とヒルダ群を除くと、その他の小惑星は木星の軌道から一定の距離(約2天文単位)に存在します。これは、木星の引力が大きいので木星に近づくような距離に安定して存在しています。



小惑星の命名
◆世界の天文学者たちがつくる組織に国際天文学連合「International Astronomical Union」(略称IUA)があります。パリに本部がありますが、天文学全般にわたる組織が巨大なために、いくつもの小委員会に分かれて活動しています。その第20に「小惑星・彗星及び衛星の位置と運動」という小委員会があります。小惑星の命名は、この委員会の傘下にある命名の審査委員会の審査を経て、国際天文学連合の名のもとに全世界に公表されています。



小惑星(6869)Funadaの命名まで
◆命名の権利は発見者にあります。

◆命名は、「人名」、「地名」など何でも付けられます。

◆命名は、発見者の了解のもとに提案者が申請して、発見者以外の命名もできます。

◆小惑星(6869)Funadaは、北海道の円館金氏と渡辺和郎氏が1992年5月2日に発見したものです。

◆命名提案者
 広島県の佐藤健氏と郡山市の藤井旭氏が発見者にお願いして命名の提案者となり、国際天文学連合に1998年5月に申請しました。

◆1998年8月8日に、(6869)Funada=1992JPが決定しました。

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