(Moon,ムーン)

60p反射望遠鏡で撮影した月の表面
月面

月のデータ
  ◆地球からの平均距離・・・38万4401q
  ◆赤道半径・・・1738km(地球の約1/4)
  ◆質量・・・地球の1/81
  ◆自転周期・・・27.3日
  ◆公転周期・・・27.3日
  ◆月の満ち欠けの周期・・・約29.5日
  ◆満月の明るさ・・・−12.7等

目次

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月の表面
  月には大気がない
   

・重力による脱出速度よりも気体の分子運動の速度が大きいと、気体は月の重力から逃れて宇宙空間に飛び出してしまいます。

  【地球の脱出速度】
・・・11.2km/秒
  【月の脱出速度】・・・2.4km/秒

※脱出速度とは、ある天体の上に存在する物体が一定の速度をこえて運動すると、 その天体の重力圏を振り切って宇宙空間に飛び出すことのできる速度のことをいいます。

  月の重力
    ・月の重力は地球の1/6です。ですから、体重が60sの人だと月面では10sになります。
  月の昼と夜
    ・月は昼が15日、夜が15日続きます。
  月の表面温度
    ・満月のころの月面の中央では、真昼の温度が125度になります。

・新月のころの月面の中央では、真夜中の温度が−160度にもなります。
  月の表面
    ・月の表面は30p〜40mの厚さでレゴリスと呼ばれる細粒物質でおおわれています。
  月の海
    ・月面の約17%を占める、暗く見える部分。(日本では古くからウサギがモチをついているように見えるといわれていました。)

・海は39〜32億年前にできた、陸に比べて年代の若い地形。

・海は隕石の衝突によって月の内部の溶岩流が流れ出して、なだらかな平らな地形になりました。

・海の岩石は、鉄、マグネシウム、チタニウムに富んだ黒っぽい玄武岩で、1000 ℃以上で溶けたマグマが流れ出して固まったものです。

・月の海にはラテン語で天気を表わす言葉(晴れの海とか雨の海)や精神状態を表わす言葉(静かの海とか豊かの海)がつけられています。
  月の陸地
    ・月面の約83%を占める、明るく見える部分。

・クレーターが多く、45億年前に形成されたと考えられています。

・陸地が明るく見えるのは、白っぽい斜長石などを多く含んでおり、反射率も高いからです。
  月のクレーター
    ・ほとんどのクレーターが隕石の衝突によってできたといわれています。

・月面には直径1km以上のクレーターが30万個もあるといいます。

・クレーターの語源は、ギリシア語でおわんとかボールを意味する言葉。

・直径1km以上のクレーターができる確率は、1万年に1回。

・月面への隕石の衝突速度は、秒速15q以上。(時速5万4000q) 

・直径1qのクレーターができるには、直径100mの隕石で十分であるといいます。つまり、クレーターの1/10の直径が隕石の直径だろうということになります。

・月のクレーターの多くには天文学者を主とした科学者の名前がつけられています。

・月の裏側のクレーターには山本、長岡、平山、木村、仁科、畑中の6人の日本人学者の名前がつけられています。
  月の山脈
    ・大部分は海に沿って海岸山脈のように見えます。
 
・月の山脈は地球の山脈と違い、巨大クレーターができた時の周囲の盛り上がりによってつくられたと考えられています。

・月の山脈には地球の山脈 (アペニン山脈とか アルプス山脈)の名前がつけられています。
  月の氷
    ・アメリカのNASAが打ち上げた無人月探査機クレメンタインによって、南極と北極の非常に狭い範囲に60億トンにもおよぶ大量の氷が存在するといわれています。

・極地域のクレーターの底は、太陽の光がまったく当たらないため、水の氷の状態で存在できるといいます。これらの氷は、月面をおおっているレゴリスの下、約40pのところにあると考えられています。

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月の満ち欠け
 月の満ち欠けは、月の太陽の光が当たっている面が地球から見る位置が違うために起こる見かけの形の変化です。

月の満ち欠け

月の満ち欠け


◆朔望月
・月の満ち欠けの周期を朔望月といい、1朔望月は約29.5日です。

・朔望月とは、朔(新月)から次の朔まで、あるいは望(満月)から望までのことです。
◆月齢
・新月を0として数えた日数で、月の満ち欠けを表した数値。

 新月→0, 上弦→7.4, 満月→14.8, 下弦→22.1
◆恒星月
・月が恒星に対して1周する周期のことで、約27.3日(公転周期)です。

月齢2 月齢7 月齢12
三日月(地球照)
上弦(半月)
満月前

◆地球照
・地球の反射光で、月の欠けている部分が淡く光って見える現象で、三日月のころによく見えます。

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月食
・月食は、太陽によってつくられる地球の影の中に月が入っておおいかくされる現象で、太陽→地球→月が一直線上に並ぶ、満月の時に起きます。
・月食が満月のたびごとに起こらないのは、太陽の軌道面(黄道)と月の軌道面(白道)が5゜9′傾いているためです。
・太陽によってつくられる地球の影には、本影と呼ばれる太陽の光が全くこない部分と、半影と呼ばれる一部の光がくる部分とがあるます。
・月食は日食と違って地球上のどの場所から見てもほとんど同じ時刻に同じように見えます。
・月の直径のどれだけ欠けたかを表わす割合を食分といい、月食の食分は地球上のどこから見ても同じです。
・皆既中の月が赤銅色に見えるのは、地球の大気中に入った光のうち、青い光は空気中で散らされ、波長の長い赤い光だけが屈折して本影の中に入っていき、月に到達するため赤銅色に見える。(夕焼けに月が照らされているいるようなもの。)

月食のしくみ
月食のしくみ

月食の見え方 皆既中の月
月食の見え方

皆既中の赤銅色の月


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月の誕生の謎
◆親子説(分裂説
  地球から遠心力によって飛び出した物質が、集積してできた。
◆兄弟説(集積説)
  地球と同じようにして、地球の近くでつくられた。
◆他人説(捕獲説)
  太陽系の別の場所でできた天体が、地球の引力によって偶然にとらえられた。
◆巨大衝突説(ジャイアント・インパクト説)
  火星サイズの天体が時速10万kmほどの速さで地球と衝突し、その衝撃で溶けたマグマとなった岩石などが宇宙空間に飛び散り、数万年〜数千万年かかってそれらのマグマが再び集まり合体した。現在、最も有力だと考えられている説。

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