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金星
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(Venus,ヴィーナス)美の女神
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最大光度の金星
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金星のデータ
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| ◆太陽からの平均距離・・・
1億820万q (地球は約1億5000万q) |
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◆地球からの平均距離・・・(最近)約4000万q |
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| ◆赤道半径・・・6052q(地球の95%) | ||
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◆質量(重さ)・・・地球の82% |
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| ◆体積(大きさ)・・・地球の86% | ||
| ◆自転周期・・・243日 | ||
| ◆公転周期・・・225日 | ||
| ◆極大光度(明るさ) ・・・−4.7等 | ||
| ◆大気成分・・・二酸化炭素96%、窒素3%、水蒸気0.1% | ||
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目次
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金星の見え方
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| ◆金星は、地球のすぐ内側を公転しているため、太陽から一定の角度以上離れて見えることがありません。太陽から最も離れる角度のことを「最大離角」といいますが、金星の最大離角は約48度です。太陽の東側の方向に最も離れて見えるときを「東方最大離角」、太陽の西側の方向に最も離れて見えるときを「西方最大離角」といいます。 | ||
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◆太陽と月をのぞけば、金星は最も明るい天体なので、太陽の東側の方向に見えるときには夕方西の空に一番星として見えます。このときを「よいの明星」といいます。また、太陽の西側の方向に見えるときには夜明け前の東の空に見えます。このときを「明けの明星」といいます。 |
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| ◆古代ギリシアでは、これらが別の惑星と考えられ、よいの明星のことを「ヘスペロス」、明けの明星のことを「フォスフォラス」と呼んでいました。 | ||
| ◆金星には2つの合が(内合と外合)あり、内合から外合になるまでに292日かかります。内合は、金星が太陽と地球を結ぶ直線上で太陽と地球の間にあることをいいます。外合は、金星が太陽をはさんで向こう側にあることをいいます。外合のとき、つまり、地球から最も遠ざかったときの金星までの距離は約2億6000万qにもなりますが、内合のとき、地球に最も近づいたときの距離は約4000万qまで近づきます。 | ||
| ◆金星を望遠鏡で見ると月と同じような満ち欠けを見ることができます。惑星は太陽の光を反射して輝かせているので、太陽光の当たっている惑星の昼間の部分を見ることになります。しかも、地球からの距離が変化するため、見かけの大きさの変化も大きくなります。 |
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金星の満ち欠けのようす
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| 地球から見るとどの数字の位置に見えるかで、金星の満ち欠けのようすがわかります。 |
| ◆地球からのレーダー観測により、地球とは逆向きに243日という長い周期で自転していることがわかりました。太陽系すべての惑星は同じ向きに公転しており、自転する向きもそれと同じですが、金星だけは自転する向きが逆になります。 |
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金星の厚い雲
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◆金星の表面は分厚い二酸化炭素の大気におおわれ、高度50〜70qには、硫酸の微粒子からなる厚い雲の層があり、地球から地表の様子はまったく見ることができません。この雲が太陽光を強く反射するため、金星は非常に明るく見えます。 |
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◆金星表面の大気は90気圧にも達し、また、その厚い雲による温室効果によって金星の表面温度は470度もの高温です。 |
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| ◆大気中の二酸化炭素や水分は、太陽によりあたためられた地表の熱を吸いこむ力を持っています。このため、宇宙空間に逃げられなくなった熱がどんどんたまってしまいます。温室の中でもこれと似たことが起こるので、こうした現象は「温室効果」とよばれています。 |
| ◆アメリカの金星探査機マゼランのレーダー観測により、金星の表面は、衝突によってできたクレーターや台地状の火山、網状の割れ目、長く曲がりくねった溶岩流などさまざまな複雑な地形をしていることがわかりました。 | ||
| ◆金星の地表には海がないため、見た目には地形を判断しにくいのですが、地表面積の大半(60%)は平坦ですが、13%ほどは標高が平均より2qほど高い高地になっていることがわかりました。この高地の部分は大陸ともいえる地域で、最大の大陸はアフロディテ高地で、アフリカ大陸ほどの大きさがあります。また、オーストラリアほどの大きさがあるイシュタール高地には標高11qを越えるマックスウェル山という山もあります。 | ||
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◆現在の金星は暑く乾燥した星ですが、誕生して間もないころには地球と同じように大量の水が存在し、海があったと考えられています。しかしその後、太陽の光度が増したために表面は高温になり、水は蒸発し、海は永遠に失われてしまったと考えられています。 |